和光同塵会の言葉の由来

和光同塵会の言葉の由来

和光は光を和らげる
知恵の光を隠して現わさない。

同塵は、俗塵にまじること。
賢人が自分の才知を目立たないようにして、俗世間と調子を合わせること。

知や理屈で異を立てることをやめ、俗塵にまみれ、世間一般の常識に従う事も大切。
これが真の知恵ではないかということ。

要約

知恵を誇ることなく、むしろそれを和らげ打ち消して俗塵に混同すること。
知る者は言わず、言う者は知らず。

参考

~反意語 『陽春白雪』~
「陽春白雪 和する物寡し(すくなし)」

優れた人物の言動には、普通の一般大衆は調子を合わせにくいの意。

~同意語 『内清外濁』~
内心や節操は高潔さを保つが、外面は濁ってけがれているさまを装い、俗世間と妥協して生きていくこと。